8Dec

『轻小说・三秋缒』我曾打着电话的那个地方(七)

时间: 2015-12-8 分类: 我曾打着电话的那个地方 作者: kk

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その千草が毎晩廃墟にやってくるのは、本人の談によれば、僕と初鹿野が二人きりになるのを防ぐためらしかった。あるとき僕は初鹿野と檜原が望遠鏡に夢中になっている隙を狙い、なぜ毎晩ここに来てくれるのかと千草に訊ねてみた。すると彼女は不服そうにこちらを睨んだ後、僕の肩に軽く額をぶつけてきた。

「深町くんと初鹿野さんが二人きりで密会するのを阻止したいからに決まってるじゃないですか」と千草は悪びれもせずにいった。「そんなこともわからないんですか?」

「……前々から訊きたかったんだけれど、一体僕のどこがいいんだ?」と僕は訊いた。「素直に不思議でならないんだ」

「自分で考えてください、このひとでなし」

そういって千草はそっぽを向いた。

千草每晚到废墟来,据她本人所讲,似乎是为了防止我和初鹿野两个人独处。有次我瞅准初鹿野和桧原两人沉迷于望远镜的空隙,试着问了千草为什么她每天都会过来。结果她不满地瞪着我,然后额头轻轻撞到我的肩膀上来。

“当然是因为想要阻止深町你和初鹿野单独幽会啊。”千草一点也不害臊地说道。“连这个都不知道吗?”

“……很久以前就想问了,我到底有哪里好了?”我问。“说真的,实在是觉得太不可思议,忍不住了。”

“请自己想想,没良心的人。”

这样说着,千草别过脸去。

 

そして肝心の初鹿野は——もともと誰に頼まれるでもなく毎晩廃墟の屋上を訪れていた彼女が、本来邪魔者であるはずの僕ら三人の存在を黙認してくれているのは、ひとえに天体望遠鏡のおかげだと思っていた。しかし、最近になってその認識は変わりつつある。

もしかしたら。ひょっとしたら。ことによると。

初鹿野の目的は、望遠鏡ではなく檜原なのかもしれない。

僕がそう思うようになったきっかけは、天体観望の日々が始まって数日が経った頃に起きたある出来事だった。そのとき僕は千草と共に、檜原と初鹿野が天体望遠鏡を組み立てるのを後ろの方で眺めていた。いつしか初鹿野はすっかり檜原の助手のようになっており、彼の指示を受けてレンズを交換したりファインダーを調整したり星図の確認をしたりといった作業を嫌な顔一つせずにこなすようになっていた。初鹿野はそれらの作業を楽しんでいるようだったし、檜原は初鹿野を一人の天文好きとして信頼していて、本来であれば他人には触らせたくないという望遠鏡を彼女には好きに触らせてあげているようだった。

还有最重要的,初鹿野——本来就不是受谁的拜托每晚都会去废墟楼顶的她,默许了本来该是累赘的我们三人在场,我本以为这全是天文望远镜的功劳。可是最近,我渐渐有了别的理解。

也许。或许。兴许。

初鹿野的目的,也许不是望远镜而是桧原。

我那样想的诱因是,日常的观测天体开始的几天后发生的一件事。那时我和千草一起,在后面注视着在组装天文望远镜的桧原和初鹿野。不知何时初鹿野已经完全变成了桧原的助手,听着他的指示去换目镜、调节寻星镜、确认星图,对于这些工作再也不摆出一副嫌恶的神情,渐渐熟练地掌握了起来。初鹿野仿佛享受着那些工作,桧原也把初鹿野当作一个爱好天文的人信赖,本来不想让别人碰的望远镜也让她随意使用的样子。

 

準備が整い、檜原が後ろで待機していた僕たちを呼んだところで、不意に遠くから自動車のエンジン音が聞こえた。檜原が人差し指を立てて僕たちに沈黙を促し、目を閉じて耳を澄ました。

「こっちに近づいてきてるな」檜原は舌打ちをした。「エンジンの音でわかる。多分、いつも峠に集まって騒いでる連中だ。肝試しにでもきたのかもしれない」

彼のいう通りだった。しばらくして建物の近くでエンジン音が止まり、車から降りてドアを閉める音がした。話し声からして、おそらく二十代の男が三、四人。彼らはまっすぐこちらに向かっているようだった。

准备齐整,桧原正招呼起在后面等着的我们的时候,突然听到从远处传来一阵汽车的引擎声。桧原竖起食指让我们保持沉默,闭上眼睛仔细听着。

“往这边过来了啊。”桧原咋舌道。“从引擎声可以听出来,大概是平常在山口处群聚着吵嚷的那帮人。也许是来试胆之类的。”

如他所言。没过一会儿引擎声就在建筑附近停下了,传来下车关门的声音。听说话的声音,大概是三、四个二十多岁的男人。他们似乎正直直地朝这里前进。

 

「身を隠した方が良さそうだな」と僕はいった。「あの手合いと鉢合わせたら面倒なことになる」

「こっちには女が二人いるからな」檜原は初鹿野と千草を見て頭を掻いた。「仕方ない。深町、お前は二人をどこかに隠してこい。ゴミ収集箱の中でも焼却炉の中でもいい。俺はその間に望遠鏡を片づける」

「ああ、わかった」僕は頷いた。「初鹿野、荻上。僕についてきてくれ」

千草は素直に僕の後ろについてきたが、初鹿野は棒立ちしたまま何かを考え込んでいた。 「初鹿野、早く」といって僕が彼女の手を摑もうとすると、彼女はその手をすり抜けて檜原のもとへ駆けていき、望遠鏡の解体作業を手伝い始めた。

“好像躲起来比较好。”我说。“跟那种家伙遇上的话会有麻烦的。”

“毕竟这里还有两个女孩子啊。”桧原看着初鹿野和千草挠了挠头。“没办法了。深町,你去把她们两个找个什么地方藏起来再回来。垃圾收集箱里也行,焚化炉里也行。我在这段时间里收拾好望远镜。”

“嗯,好的。”我点点头。“初鹿野,荻上。跟着我走。”

千草乖乖地跟在我身后,初鹿野却呆呆地站着、在深思着什么。“初鹿野,快点。”我说着想拽起她的手,她躲开我的手跑向桧原身边,开始帮他做望远镜的拆卸工作。

 

おそらく初鹿野は、先に望遠鏡を片づけてしまってから四人で隠れられる場所を探した方が効率がいい、と考えたのだろう。自分なら檜原の邪魔にならずに解体作業を手伝えると咄嗟に判断して、僕を無視して彼を手伝いにいったのだろう。それはごく自然な発想だ。

しかし、そうとわかっていても、初鹿野が僕の手をすり抜けて檜原のもとに向かったとき、僕はいい知れぬ不安を覚えた。その行動には表面的な意味以上の何かが含まれている気がした。

恐怕初鹿野是想,先把望远镜整理好再四个人一起找隐蔽所更有效率吧。瞬间判断出自己可以不妨碍桧原、帮忙拆卸望远镜,就无视掉我去帮他了吧。这些都是顺理成章的想法。

可是就算明白那些,初鹿野避开我的手去向桧原身边的那一刻,我还是感受到一阵难以言喻的不安。感觉她的这番行动不只是表面上的含义,还包含着些什么。

 

結局、肝試しに来た連中は屋上までくることなく、三十分ほど一階をうろつき窓ガラスを数枚割って帰っていた。彼らが去るのを待つ間、僕たちは屋上の塔屋の陰に身を寄せ、息を潜めてじっとしていた。車の音が遠ざかると、僕たちはほっと胸を撫で下ろし、物陰を出て伸びをした。緊張から解放されたためか妙に気分が高揚して、僕も檜原も千草も無闇に笑った。初鹿野も、いつもより少しだけ表情から硬さが抜けているように見えた。

最终,来试胆的那群人没有上屋顶来,在一楼徘徊了三十分钟左右,打碎了几块窗玻璃就回去了。在等待他们离去的那段时间里,我们寄身于屋顶的小屋背面,屏气凝神一动不动地躲着。车的响声逐渐远去,我们放松下来松了口气,走出隐蔽处伸了个懒腰。从紧张感中解放出来的缘故,兴致非同寻常地高涨。我和桧原和千草都尽情地笑了起来。初鹿野的表情看起来仿佛也比平常稍稍少了一分僵硬。

 

この日を境に、僕は初鹿野が檜原と接している時の様子を注意深く観察するようになった。そして彼女が、僕の前では決して見せないようなくつろいだ表情を、檜原の前では頻繁に見せていることを知った。一度そうやって意識し始めると、初鹿野が檜原を特別視している証拠は次々に見つかった。

どうやら初鹿野は、檜原に惹かれているようだった。僕のような他人の気持ちに疎い人間でもはっきりとわかるくらい、初鹿野は檜原に対して好意的な態度を見せていた。彼を前にすると途端に笑顔が増え、彼と離れるとあからさまに表情が暗くなった。

以那天为界,我开始仔细留神观察初鹿野跟桧原在一起时的情态。于是注意到她会把绝不会在我面前展示的放松的神情,在桧原面前频繁表露。一旦开始这么意识起来,就接连找到初鹿野将桧原特别对待的证据。

仿佛初鹿野被桧原吸引住了一般。像我这样不谙他人心意的人都能清楚地明白,初鹿野表现着一副对桧原充满好感的态度。他一出现在面前就笑容就会变多,一离开他神色就不加掩饰地变得黯然。

 

彼女の行動は次第にわかりやすくなっていった。屋上で天体観望をしている間、初鹿野は檜原につきまとうようになった。それが恋愛感情からくる行動なのか、はたまた天文好き同士の仲間意識からくる行動なのかはわからない。しかし少なくとも、僕と二人きりでいるときよりも、檜原から天文知識を教授されているときの方が、初鹿野は幾分も楽しそうに見えた。その事実に気づいたとき、僕は目の前が真っ暗になった。それからというもの、二人が肩を寄せて親しげに会話するのを見るたびに動悸が止まらなくなり、暗い海の底に沈められたような絶望感に襲われた。

她的行为渐渐地变得容易明白起来。在屋顶观测天体时,初鹿野开始会去缠住桧原。我不知道那是出自喜欢的感情的行为,抑或是把他视为同是天文爱好者的伙伴而做出的行动。但是至少,跟与我单独相处的时候相比,桧原教授她天文知识时更多少能看出些愉快的感觉。发现这个事实的瞬间,我眼前变得一片漆黑。在那之后,每当看到他们两人并肩亲昵地对话时,便停不下来地心悸,遭受着像被沉入黑暗的海底一般的绝望感的侵袭。

 


kk:少根筋却内心戏丰富的东亚醋王。(ノ´ヮ´)ノ*:・゚✧

 

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目前有 2 条精彩评论

  1. 777
    777 发表于: 2015年12月9日 04:40:56

    呜哇~这样看来又要像重启人生一样喜欢上错误的人

  2. CyclizePei
    CyclizePei 发表于: 2015年12月9日 12:14:06

    东亚醋王23333

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