4Jan

『轻小说・三秋缒』我曾打着电话的那个地方(二十五)

时间: 2016-1-4 分类: 我曾打着电话的那个地方 作者: kk

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语言:   大陆 港澳 台湾

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二十分ほどして再び現れた初鹿野は、先ほどのラフな格好から襟のついたノースリーブのシャツに着替えていた。髪はまだ乾き切っておらず、ほんのりと湿り気を帯びていた。

「お待たせ」彼女は座卓の前に腰を下ろし、そわそわした様子で僕と芳江さんを交互に見た。「二人でどんなお話をしてたの?」

僕は芳江さんにそれとなく目線を送ったが、彼女は「自分で説明しな」とでもいうように露骨に目を逸らした。

少し考えてから、僕は訊いた。「なあ初鹿野、これからしばらく僕がここに寝泊まりするといったら、君はどう思う?」

「えっ……」初鹿野は口をぽかんと開けて数秒間硬直した。「どういうこと?」

过了二十分钟左右,初鹿野再次出现在我们面前,带领的无袖衫换下了先前随意的着装。头发还没干透,带着一丝湿气。

“久等啦,”她坐到矮桌前,神情不安地来回看着我和芳江奶奶,“两个人都说了些什么呢?”

我暗中向芳江奶奶使眼色,她却一副“你自己来说”的样子,无情地挪开了目光。

稍稍思考了下,我问道:“呐初鹿野,要是接下来我要暂时在这里寄居一段时间的话,你觉得怎么样?”

“诶……”初鹿野呆呆张着嘴,僵直了几秒。“怎么回事?”

 

僕は返事に窮した。まさか、有り体に「君が自殺しないように見張りを頼まれた」と説明するわけにもいかない。助けを求めて芳江さんにもう一度目線を送ると、彼女はやれやれといった顔で助け舟を出してくれた。

「私が頼んだんだよ。家の掃除だとか買い出しだとか、色々と手伝ってもらいたいことがあってね。男手がほしかったところだったんだ。唯だって、こいつがいれば退屈しなくて済むだろう?」

「それはそうだけど、話が急すぎて……」語尾がほとんど聞き取れないくらいの小声で初鹿野はいった。

「あれ、嫌なのかい? 今朝はこいつが来るのをあんなに楽しみにしてたじゃないか」

「ちょっと、おばあちゃん……」初鹿野は両手の人差し指を交叉させて祖母の発言を諌めた。「ええっとね、私の方は一向に構わないよ。ただ、檜原くんに迷惑じゃないかって思っただけ」

我词穷了。又不能就实话实说“让我来帮忙看住你,防止你自杀”。我再一次向芳江奶奶投出求助的视线,她一脸嫌麻烦的样子帮我解了围。

“是我拜托他的。家里的打扫啊采购啊什么的,很多地方都想找个人来帮忙来着,正差个男丁。他在的话,唯你也不会觉得无聊了吧?”

“就算这么说,也太突然了……”她说。句尾的声音小得几乎听不到。

“哦?不愿意吗? 今早你不是还很期待他来的嘛。”

“喂,奶奶……”初鹿野两手食指比了个叉,制止了祖母的发言。“那、个,我是一点都不介意哦。不过只是想,不会给桧原造成麻烦吗。”

 

「決まりだね」芳江さん満足げに頷いた。

僕は初鹿野の方を向いた。「一旦、必要な荷物を取りに自分の家に戻るよ。三時間以内には戻ってこられると思うから、ここで待っていてほしい」

「うん、わかった。バス停まで送っていくよ」

初鹿野は確認を取るようにちらりと芳江さんに目配せした。

「いってきな」

芳江さんは僕たちを追い払うように手を振った。

“就这么决定了哦。”芳江奶奶看起来很满意地点点头。

我转向初鹿野:“我先回家去拿一下必需的行李。三小时内应该能回来,你在这儿等我。”

“嗯,知道了。我送你到车站去。”

初鹿野朝芳江奶奶使了个眼神,征求她的同意。

“去吧。”

她挥了挥手赶走了我们。

 

 

家を出るなり、初鹿野は僕に訊いた。

「それで、本当はどんなやりとりがあったの?」

「初鹿野の見張りとして雇われたんだ。つまり、なんというか……」

言葉の濁し方を考えていると、初鹿野が苦笑いした。

「うん、私は自殺未遂者だからね。心配されるのも無理ないよ」

「そういう風に割り切ってもらえるとありがたい」僕はほっとして溜め息をついた。

刚一出家门,初鹿野就问我。

“那么,你们实际说了些什么呢?”

“被雇来看着你了。也就是,怎么说呢……”

正想着怎么蒙混过关,她苦笑了起来。

“嗯,因为我自杀未遂嘛。担心也是当然的。”

“你能这样想开真是太好了,”我放心地呼了口气。

 

「ねえ、檜原くん」初鹿野ははにかみながらいった。「見張りとして雇われたからには、私から目を離さないでね」

「ああ。迷惑じゃなければ」

「もちろんだよ。檜原くんは、迷惑じゃない?」

「まさか。どんな形であれ、初鹿野のそばにいられる口実ができて嬉しいよ」

初鹿野は立ち止まり、背伸びをして「素直でよろしい」と僕の頭をわしわしと撫でた。なんだか懐かしい感じがした。小学生の頃、彼女はことあるごとにそうやって僕の頭を撫でてきたものだった。記憶が消えても、こういう癖みたいなものは残っているのだろう。

“呐,桧原,”她羞怯地说道,“既然被雇来看着我了,那视线就不要离开我哦。”

“嗯。要是不打搅你的话。”

“当然不。桧原,你不嫌麻烦吗?”

“怎么会。不管是以怎样的形式,能有待在你身边的借口就很开心了。”

初鹿野停下脚步,踮起脚狠狠地揉着我的头,说:“真乖。”不由得有种怀念的感觉。小学的时候,她也经常那样来摸我的头的。就算记忆不见了,这种习惯性的行为还是留着的啊。

 

バス停で初鹿野と別れ、そこからまた一時間ほどかけて自宅に戻った。家には誰もいなかったので、友人の家に十日ほど泊まることになったというメモを書いて卓袱台の上に置いておいた。中学時代に僕は頻繁に檜原の家に泊まっていたから、親も不思議には思わないだろう。千草にもらった手紙を持っていくかどうか迷ったが、何かの手違いで初鹿野に読まれないとも限らないので、そこに残していくことにした。最低限の着替えと洗面用具を鞄にしまうと、僕は足早に家を出た。

初鹿野の家に戻ったのは正午頃だった。具がたっぷりと載った冷やし中華を御馳走になった後、僕たちは芳江さんに家の掃除を命じられた。水場はすべて芳江さんが担当し、和室、書斎、納戸、廊下、階段の掃除は僕と初鹿野が協力して行うことになった。僕らは汚れてもいい服に着替えると、まず石鹸水の入ったバケツと真水の入ったバケツを用意して、各部屋の窓を拭いて回った。バケツの水は瞬く間に真っ黒になり、そのたび僕たちは何度も水を取り替えなくてはならなかった。

在公交车站跟她告别,之后又用了一个小时左右回到自己家里。家里没人,就写了张说“要在朋友家住十来天”的便条放到了餐桌上。中学时我经常住在桧原家,所以父母也不会觉得有什么奇怪的吧。犹豫了下要不要把千草的信拿去,想到难保不会出什么差错被初鹿野看到,就把它留在了原处。把必需的换洗衣物跟洗漱用品收到了包里,便快步离开了家。

回到初鹿野家已是正午时分。吃完加满了浇头的凉面之后,我们被芳江奶奶任命去做家里的打扫。打水的地方都交给了芳江奶奶,和室、书房、衣帽间、走廊还有楼梯,就由我和初鹿野一起打扫。换上脏了也没关系的衣服,先往水桶里分别装上肥皂水跟清水,把各个屋子的窗户擦了个遍。桶里的水转眼就变得漆黑,我们不得不去一遍遍换水。

 

窓の掃除が済むと、僕たちははたきを持って部屋中の埃を落として回った。それらを箒で一ヶ所に集めて捨ててから、雑巾で畳という畳を拭いた。用意したごみ袋は綿埃や塵で一杯になり、見ているだけでくしゃみが出そうになった。

「なんだか、本当にお手伝いさんとして雇われてるみたいだね」

初鹿野は四つん這いになって畳を拭く僕を見て目を細めた。

和室の掃除に慣れている初鹿野は、箒は畳の目に沿って掃いた方がいいことや畳が水分に弱いことなどを教えてくれた。記憶喪失になっても掃除の手順のようなものは覚えているものなのだろうかと疑問に思い訊ねてみると、初鹿野は手を止めて「んー……」と考え込んだ。

「私もよくわからない。ただ、ここ数年で新しく覚えた知識とか、高校へのいき方とかそういうのはほとんど思い出せないんだ。だから多分、単純にここ数年分の出来事を忘れただけなんだと思う。記憶の性質の問題ではなさそう」

清洁完窗戸,我们拿着掸子在房间里到处掸灰。把灰尘扫到一起倒掉之后,拿抹布把所有的草席擦干净。之前准备的垃圾袋里已经被尘絮和灰尘填满了,光是看着都想打喷嚏了。

“总觉得好像真的像被当成保姆雇来了呢。”

初鹿野看着正匍匐在地上擦着草席的我,眯起了眼睛。

她很熟悉和室的清扫,告诉我笤帚沿着草席的纹路会更容易扫、草席怕水什么的。疑惑地问她“失去记忆了,却还记得打扫的步骤吗”,她停下手中的活,“嗯……”地思考起来。

“我也不是很清楚。只是,这几年新学到的知识啊,去高中的路什么的,那些都几乎记不起来。所以,大概只是忘掉了这几年内发生的事情吧。看起来不像是记忆的性质的问题。”

 

「いつ頃までのことなら思い出せるんだ?」

初鹿野は中空を見つめて記憶を探った。

「はっきりと思い出せるのは、中学校一年生の秋か冬くらいまで。そこから現在までの記憶はぷっつりと途切れてるの。……きっと、その辺りから人生が上手くいかなくなったんだろうね」

僕は驚いて顔を上げた。「じゃあ、今の初鹿野は、実際には中学一年生みたいなものなのか?」

「厳密に言えば違うだろうけど、大体そんなものと思ってもらって構いませんよ、檜原先輩」

そういって初鹿野はくすくす笑った。

“还能记起到什么时候的事情呢?”

初鹿野凝望着天空搜寻着记忆。

“还能清楚想起来的,差不多是到初中一年级的秋冬左右。从那时开始记忆就突然断了。……应该是从那时起人生变得不顺畅了吧。”

我惊讶地仰起脸,“那你现在,实际上就跟初一的小孩差不多吗?”

“严谨地说并不是,不过那么想也没关系哦,桧原学长。”

那么说着,初鹿野地哧哧偷笑。

 

廊下と階段の拭き掃除を終えた僕たちは、最後に玄関の掃除に取りかかった。箒で砂埃を掃き出してから水を撒き、ブラシで三和土をごしごしと擦った。水はたちまち黒く濁っていった。掃除用具を納戸に片づけて戻ると、芳江さんの方も大方の作業を終えたところだった。

大掃除が終わるやいなや、芳江さんは僕たちに竹籠を渡して家庭菜園の野菜の収穫をさせた。刺だらけのキュウリ、青臭い香りを放つトマト、長い髭の生えたトウモロコシ。一通り収穫を済ませると、次は花の水やりだった。名前も知らない植物たちに散水ホースで水を振りかけていると庭に細い虹がかかり、初鹿野が嬉しそうに両手を叩いた。蛇口を閉めてホースをリールに巻き戻している最中、ぽたぽたと枝葉から水の滴る音が聞こえていた。

结束了走廊和楼梯的清扫,最后我们开始打扫门口。拿笤帚把砂土扫出去,洒上水,拿刷子用劲擦干净进门的那块地。水登时就浑浊成了黑色。把清扫工具整理进储藏间再回来时,芳江奶奶那边也基本上结束了作业。

大扫除刚刚结束,她又把竹篮递给我们,让我们去收家里菜园里的蔬菜。浑身带刺的黄瓜,散发着没成熟的香气的番茄,生着长须的玉米。把它们囫囵收下,接着是给花浇水。拿浇水软管给那些不知名的植物们洒水,院子里便挂起细细的彩虹,初鹿野高兴地拍起了手。关掉龙头、把软管收回卷轴时,听得见水从枝叶上滴滴答答滴下的声音。

 

夕食には収穫したばかりの新鮮な野菜がふんだんに使われていた。食事を終えて洗い物まで済ませてしまうと、芳江さんは窓際の安楽椅子に腰を下ろして夕刊を開いた。次の指示があるのではないかと待機している僕と初鹿野に、芳江さんはいった。

「今日のところはもう自由にしていいよ。好きなところへいきな」

僕たちは顔を見合わせた。「とりあえず、外に出る?」と初鹿野が訊いた。僕もそれに賛成した。

行き先も決めず、僕たちは夕暮れの町を並んで歩いた。夏の終わりを前に生き急ぐひぐらしの大合唱が住宅街を囲む林から響いていた。まだ七時にもなっていないのに、朝やかな夕日が辺りを染めていた。それは都会に見られる燃えるような赤の夕日ではなく、あらゆる物事からそっと現実感を奪い去ってしまうような橙の夕日だった。

晚饭用了很多刚收下来的新鲜蔬菜。吃完饭,碗也洗完了,芳江奶奶坐到床边的摇椅上,翻开了晚报。她对不知道还有没有下一道指令、站在一旁的我和初鹿野说道:

“今天就到这里,接下来就自由了哦。想去哪里就去吧。”

我们互相望着对方。“先出去吧?”初鹿野问。我同意了。

也未定下目的地,我们并排走在黄昏的小镇上。朝生暮死而匆匆碌碌的茅蜩在临近夏终时,在包围着居民区的树林中鸣响一出大合唱。分明还未过七点,艳丽的夕阳却已染上了一片。那不是在城市里看到的火烧般的赤红晚霞,而是把一切事物的现实感悄悄夺走了的、橙色的夕阳。

 

古い思い出の中のような光景の中を、僕たちはあてもなく歩いた。商店で買ったラムネを店先のベンチに座って飲んでいたとき、僕はある発見をした。

思い返すと、家を出てから今に至るまで、時間にして約三十分、初鹿野は一度として僕の右側を歩いていなかった。意識的にか無意識的にかはわからないが、彼女は僕に痣のある側の顔を見せないように配慮しているのだろう。

一度それに気づくと、次々と彼女の小さな気遣いを発見できた。初鹿野は僕に語りかけるときはあまり顔の角度を変えず、極力僕から痣を隠したまま話すようにしているみたいだった。また顔の汗を拭った後は必ず前髪を左側に寄せ直していたし、会話の最中にときどき意味もなく左手を頬に添えていた。

我们漫无目的地走着,在像是老旧回忆一般的光景里。坐在店前的长椅上,喝着在商店里买的波子汽水时,我有了一个发现。

回想起来,从出家门直到现在,约有三十分钟的时间了,初鹿野一次也不曾走在过我的右边。虽不知道是有意无意,但该是有注意不让我看到有痣的那一边脸的吧。

一旦注意到这一点,便接连发现了她琐碎的顾虑。她向我搭话时似乎几乎从不变换脸的角度,极力遮住痣不让我看到。还有擦去额头的汗之后,一定会重新把刘海理向左侧,对话时偶尔会莫名其妙地把左手覆在脸颊上。

 

何もそんなに神経質になることはないのに――とは思わなかった。かつては僕も、初鹿野と一緒のときは常に彼女の右側にいるようにしていたからだ。少しでも、自分の体の綺麗な部分を記憶しておいてもらいたくて。

初鹿野はラムネの瓶のキャップを開けてビー玉を取り出し、親指と人差し指で摘んで夕日にかざしていた。彼女の真似をしてビー玉を覗き込むと、小さなレンズの中で景色が上下反転してオレンジ色の海が見えた。

「日が暮れるのも早くなってきたな」と僕はいった。

「もう八月も終盤だからね」初鹿野はベンチの上で両足を揺らしながらいった。「あと半月もしないうちに、この蝉の鳴き声も聞けなくなっちゃうんだろうね」

明明根本没必要那样神经质的——我并不这么觉得。因为曾经在跟她一起的时候,我也总是刻意待在她的右侧。哪怕只有一点也好,想让自己身体美好的那部分留在她的记忆里。

初鹿野打开汽水瓶盖,取出里面的弹珠,用拇指和食指捏住,举到夕阳下。我学着她的样子看着弹珠,在这个小小的透镜里景色上下颠倒着,看见一片橙色的海。

“太阳下山也变早了呢,”我说。

“八月都已经要收尾了呀,”初鹿野坐在长椅上摇晃着双腿说道。“再过半个月都不到,这些蝉鸣也要渐渐听不到了。”

 

初鹿野はベンチから立ち上がり、 ラムネの瓶を回収箱に捨てると、くるりと振り向いて僕に微笑みかけた。

「でも、日が短くなるのは、いいことだよ」

「初鹿野は、夜が好きなのか?」

「うん。痣のことを忘れられるからね」

「僕は好きだけどな、その痣」

「ありがとう。でも、きっと、こお痣が嫌いな人もたくさんいるの」初鹿野はそっと左手を頬に当てた。「私も、その一人」

僕たちは再び歩き出した。日が沈んだ後も、地表にはむっとした熱気が残っていた。涼を求めて、僕たちは最寄りのスープーマーケットに入った。店内は異様に薄暗く、冷房が嫌というほど効いていた。売り場を一回りしてから階段を上り、ゲームコーナーを抜けて屋上駐車場に出ると、外は既に真っ暗になっていた。周辺には他に高い建物もなく、屋上の端からは一面に広がる住宅街のぽつぽつとした明かりの連なりが見渡せた。

她从长凳上站起,把汽水瓶丢进垃圾箱,突然转过身对我微笑起来。

“不过,白天变短也是好事哦。”

“你喜欢夜晚吗?”

“嗯,因为到了晚上就可以忘掉那颗痣了。”

“我还蛮喜欢的,那颗痣。”

“谢谢。但是肯定也有很多人不喜欢这颗痣的,”她轻轻把左手抵在脸颊上。“我也是,其中的一员。”

我们再次迈出脚步。太阳已经落山,地表仍残留有闷热的空气。我们走进最近的大超市去乘凉。店里异样地昏暗,冷气又足得过分。绕着货架逛了一圈之后上了楼,穿过游戏厅走到屋顶停车场,外面已经一片漆黑了。附近也没有别的什么高层建筑,屋顶的边沿向外便都是居民区里稀稀落落的灯火,一望无际、绵延不绝。

 

時間はゆっくりと流れた。僕たちは塗料が剥げて、ささくれ立った手摺に肘を乗せ、ささやかな夜景を眺めながら取り留めのない話をした。夜の屋上にいると、四人で廃墟の屋上に集い天体観望をしていた日々を思い出さずにはいられなかったが、僕はその苦しみや痛みを顔に出さないように努めた。

初鹿野はお菓子売り場で買ったさくらんぼ餅を爪楊枝で刺して一つ一つ口に運んでいた。僕が何気なくその動作を見つめていると、初鹿野は何を誤解したのか、「檜原くんも食べる?」といって爪楊枝に刺したさくらんぼ餅を差し出した。僕が手を差し出してそれを受け取ろうとする前に、彼女は爪楊枝を僕の口元に運んだ。その挙動はどこまでも自然で、僕も当然のように口を開けてしまった。まるで四年前のある頃に戻ったみたいだな、と僕は思った。あの頃も彼女は、こうやって涼しい顔をして僕の度肝を抜いたものだった。

时间缓缓流淌。扶手上油漆斑驳、翘着倒刺,我们把手肘支在上面,眺望着质朴的夜景,漫无边际地闲聊着。待在夜晚的屋顶,很难不想起四人聚在废墟楼顶观察天体的那些日子,我尽力忍住,不让那份苦痛表露到脸上。

初鹿野用牙签戳着,把在点心店里买的樱桃糕一块一块送到嘴里。我无意地盯着她的动作,她好像误会了什么,说着“你也吃吗?”把串在牙签上的樱桃糕递过来。我正想伸手接过,她已经把牙签伸到了我的嘴边。 她的一连串举动太过自然,我便也自然而然地张开了嘴。就像回到了四年前的那个时候一样啊,我想。那时她也是这样,若无其事地让我大吃一惊。

 


kk:m(__)m 放了一只大鸽子 let’s烤烤吃掉

→到九号每天3000补上

 

back number的歌好好听啊啊啊:

助演女優症2・反省線急行自宅行き・わたがし 

可是听着就不想翻了 就酱被浓浓的失恋感吞没………………………

 

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Comments

目前有 6 条精彩评论

  1. 烤火鸡
    烤火鸡 发表于: 2016年1月5日 00:03:41

    kk粗线了wwwwwww

    • kk
      kk 发表于: 2016年1月5日 00:28:17

      粗来吃火鸡(˙灬˙)

  2. Uzi@//提不起劲
    Uzi@//提不起劲 发表于: 2016年1月5日 00:52:16

    wktk

  3. 脑残粉
    脑残粉 发表于: 2016年1月5日 01:09:56

    出事前原来这么活泼么

  4. 777
    777 发表于: 2016年1月5日 11:55:04

    终于出现了!

  5. 向你的心shoot♥love
    向你的心shoot♥love 发表于: 2016年1月5日 13:07:31

    上半本这个月出台版了

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