10Feb

『轻小说・三秋缒』我曾打着电话的那个地方(三十七)

时间: 2016-2-10 分类: 我曾打着电话的那个地方 作者: kk

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语言:   大陆 港澳 台湾

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「数ヶ月後に陽介くんと再会したときは、本当にびっくりした。顔の右側を覆っていた痣が、綺麗さっぱりなくなっていたんだもん。そんな彼を見て、私は思ったんだ。『その人の足枷になりたくないな』って。私の人生の惨状を知ったら、義理堅い陽介くんは、きっと何もかも投げ出して私の助けになってくれる。でも私は、せっかく痣が消えて偏見から解放された陽介くんの人生を、邪魔したくなかったの。だから、差し出された手を握り返したいのを我慢して、ひたすら彼を拒み続けたんだ」

「……その話、深町が知ったら、喜ぶと思うよ」と僕はいった。

初鹿野はにこりと微笑んだ。

“几个月后跟阳介再会的时候,真的是吓了一跳。覆在他右半张脸上的痣,消失得一干二净了啊。看见这样的他,我想,‘真不想变成这个人的累赘啊’。他那样重情义的人,若是知道我人生的这副惨状,肯定会豁出一切来帮助我的。可是他好不容易消去了痣、从偏见中解脱出来,我不想再去妨碍他的人生了。所以才一直忍耐着不去握住他伸来的手,只是一味地拒绝着。”

“……这些话,深町要是知道的话,会高兴的吧。”我说。

初鹿野开心地微笑了起来。

 

「いくら私が距離を置こうとしても、陽介くんはつきまとってきてね。はっきりと私への好意を口にしてきたこともあった。私はその都度素っ気なく追い返すようにしてたけど……本心といえば、自分でもわけがわからなくなるくらい嬉しかったんだ。『この人はまだこんなに私のことを想ってくれてるんだな』って考えると、頭がくらくらするくらい幸せな気持ちになれた。でも、陽介くんの好意に応えるのは、彼を騙しているようで気が引けた。それに、今の陽介くんには、私よりもっと相応しい女の子がいるだろうと思ったの」

「でも、最終的には、一緒に天体観望をする仲になった」と僕は補足した。

「まったく、意志が弱いよね」初鹿野は自嘲的にいった。「結局、私は誘惑に負けて、陽介くんと毎晩一緒に星を見にいくようになっちゃったんだ。心のうちでは、『もうすぐ自殺するんだから、最後にちょっとくらい夢を見たっていいじゃないか』って自分に言い訳してた」

“不管我再怎么保持距离,阳介都会缠到我身边来。他也曾经直截了当地表明过对我的好感。虽然我每次都会冷淡地回绝掉……但是,说真心话,自己却也会没头没脑地感到一阵开心。一想到‘这个人还在这样关心着我啊’,幸福感就几乎要让脑袋眩晕了。可是,要是回应他的感情,又会觉得像在欺骗他一般、退缩起来。而且我想,现在他的身边,会有比我更相称的女孩子在的吧。”

“可是,最后还是一起去观测星体了。”我补充道。

“真是意志薄弱啊。”初鹿野自嘲地说道。“结果我还是败给了诱惑,每天晚上去跟阳介一起看星星了。心里给自己找着‘马上就要自杀了,做一点最后的好梦有什么关系’什么的借口。”

 

「そして、僕と千草と出会ったんだな」

「うん。……正直にいうと、最初は、陽介くんとの二人きりの時間に水を差されたみたいで嫌だった。でも、話してみると、檜原くんも千草さんもすごくいい人で、あっという間に私は二人のことが好きになった。ただ、どうやら千草さんは陽介くんに気があるみたいで、私は二人の様子を見ていつもはらはらしてた。もちろん態度には出さないようにしていたけどね。千草さん、非の打ちどころがないくらい綺麗な上に性格もまっすぐだったから、いずれ私は彼女に陽介くんを奪われるんだろうなって思ってた」

初鹿野は夜空を仰ぎ、溜め息をついた。

“然后就遇到了我和千草啊。”

“嗯。……坦诚说来,一开始有些不爽,像是在跟阳介独处的时间里添了电灯泡。不过,试着交谈之后,发现你和千草都是很好的人,很快就喜欢上了你们。但是,千草看起来好像喜欢着阳介。看着他们一起的样子,我总是在胆战心惊着。不过当然没有把它表露到态度上。千草她漂亮得无可挑剔,性格也直爽,所以阳介早晚会被她从我这里夺走的吧,我想。”

初鹿野仰望着夜空,叹了口气。

 

「変な話だよね。ちょっと前までは陽介くんを遠ざけようと必死だったのに、いざ誰かに彼を取られそうになったら、悔しくて仕方ないんだ。私は二人の関係を応援しなきゃならない立場なのにね。……とはいえ、その一点を抜きにすれば、四人で過ごす日々はとても素敵なものだった。三人とも、そっぽを向いたまま近づいてきて手を握ってくれるような心地よい距離感の持ち主だったから、私は安心して肩の力を抜くことができたの」

「……だとしたら、どうして海に飛び込まなければならなかったんだ?」

“这么说很奇怪吧。明明稍早之前还在拼命去疏远他,一旦他要像是会被谁夺走掉,又会窝心到不行。偏偏以我的立场来说,本该是不得不去支持他们两人交往的。……虽然这么说,可是抛开这一点的话,四个人一起度过的那些天确实非常美好。三个人都会保持着恰到好处的距离感,像是把头撇向一边、那样走近来握住我的手一般让人惬意,我便也能安心地放松下来了。”

“……要是这样,那又为什么非要去跳海呢?”

 

彼女はうつむいて困ったような笑みを浮かべた。「人生を楽しんでいる自分が許せなかったんだ。二人を見殺しにした私が人並みに青春を謳歌するなんて、間違ってると思った。それなのに、私はどんどん幸せを望むようになっていた。千草さんから陽介くんを取り返したいと切に願ってしまった。そんな自分の何もかもが嫌になって、私は、海に飛び込んだの」

話は、それで終わりらしかった。初鹿野は僕の顔を覗き込み、一連の話に対する反応を待っていた。

她低下头,露出了一个有些困窘的笑容。“没办法原谅还在享受着人生的自己啊。对两个人见死不救,却还平平常常地讴歌着青春什么的,总觉得不太对。尽管如此,还是愈发地渴望起了幸福。衷心地祈盼起能从千草那里把阳介夺回。这样的自己的一切全都变得讨厌了起来,就跳到海里去了。”

她的话似乎就说到这里了。初鹿野窥探着我的脸色,等待着我对这一连串话的反应。

 

頭の整理が済んだところで、僕は訊いた。

「今も、深町のことが好きなのか?」

「うん」彼女は迷わず頷いた。「今でも陽介くんのことは好き。記憶はなくしちゃったけど、日記を読み返しているうちに思ったの。『ああ、私、この人好きだなあ』って。……でもそれは、家族や兄弟に向ける好意の延長線上にある『好き』なの。檜原くんに向ける『好き』とは、また別物だよ。私が生まれて初めて本気で恋に落ちたのは、お見舞いにきた檜原くんに抱き締められた、あの瞬間」

脑内整理结束时,我问道。

“现在,也还喜欢着深町吗?”

“嗯。”她毫无犹疑地点下了头。“现在也还喜欢阳介。虽然失忆了,重新再看日记时会突然想到,‘啊,原来我喜欢这个人啊’。……可是,那是在对家人手足的好感的延长线上的那种‘喜欢’。跟对你的‘喜欢’,又是另一回事了。我人生中第一次真正坠入情网,是在被来看望我的你紧紧抱住的那一瞬间。”

 

そういうなり、初鹿野は僕にもたれかかるようにして抱きついてきた。

どんな感情を抱けばいいのか、自分でもわからなかった。

ある意味では、僕がこれまでやってきたことは何もかも見当違いで。

ある意味では、僕がこれまでやってきたことは何一つ間違っていなかった。

そういうことなのだろう。

话音刚落,她便靠着搂了上来。

自己也不明白了,到底该抱有怎样的感情是好。

某种意义上,我至今为止所做的一切,都走错了方向。

某种意义上,我至今为止的所作所为,并没有一丝一毫的错误。

是这样的吧。

 

     *

 

しかし、話はここで終わりではない。

その夜、僕は魔女と出会う。

然而,故事并非就此终结。

在那个夜晚,我与魔女相遇了。

 

     *

 

目を覚まして最初に行ったのは時間の確認だった。いつの間にか眠ってしまっていたようだ。隣では初鹿野が僕の肩に寄りかかってすうすうと寝息を立てていた。腕時計は午後十一時五十六分を指していた。

あと五分もせずに賭けの期間が終わるというのに、僕は自分でも不思議なくらい落ち着いていた。多分僕は、この十日間のうちにほぼ一生分の幸福を享受できたのだ。だから焦る必要がないのだろう。やり残したことがないとはいい切れないけれど、これ以上を望むのは贅沢というものだ。僕の人生にしては上出来といってもいい。

睁开眼睛以后,最先去确认了下时间。看起来是不知不觉中睡着了。身旁的初鹿野靠在我的肩膀上酣睡着,低低地,有安眠的呼吸。手表指在晚上的十一点五十六分。

分明再过五分钟都不到就是赌约的最后期限了,自己却冷静得不可思议。或许是因为在这十天里,我已经享受掉了差不多一生的幸福吧。那也就没必要去焦躁了吧。虽然没法断言说已经没有未竟之事了,但在此之上再去期望些什么实在太过奢侈。就我的人生而言,这已经足够不错了。

 

初鹿野が眠ってくれているのは幸いだった。目を覚ます前に僕が消えてしまえば、彼女は決定的な瞬間を味わわなくて済む。死に際に飼い主の前から姿を消す猫のように、僕も初鹿野に気づかれないうちにひっそりと死ねたらいいと思っていた。

僕は時計の秒針の動きをじっと見つめていた。赤い秒針は一秒一秒きっかりと容赦なく今日を明日に近づけていく。このままではいつまでも文字盤と睨めっこを続けてしまいそうだったので、僕は腕時計を外して海に放り捨てた。それから初鹿野を起こさないように慎重に地面に寝かせ、足音を殺して歩いていき堤防の縁に立った。

初鹿野正睡着是我的幸运。若我能在她醒来之前消失掉,她便不必去经历那决定性的一瞬间了。我想,能趁初鹿野不注意偷偷死掉就好了。就像会在临死前从主人面前消失的猫那样。

我死死盯着表上秒针的转动。红色的秒针精准地、不留情面地,一秒一秒把今天逼向明天。这样下去跟表盘的对视游戏就无休无止了,我便解下了手表,把它远远丢进了海里。为了不把初鹿野扰醒,小心让她卧在地上,压抑着脚步声走开,站在堤岸的边沿。

 

時間はゆっくりと流れた。五分足らずの時間が、十分にも二十分にも感じられた。死を前にすると脳活動が活発になり自身の一生が走馬灯のように脳裏を駆け巡るというが、それと似た現象が起きているのかもしれない、と最初は思った。

しかしそれにしても長い四分だった。残りの時間が少なくなるにつれて一秒間の密度が増していくようだった。あるいは時間が一秒進むごとに明日がほんの少しだけ遠ざかっているように感じられた。このまま僕はいつまでも明日に辿り着けないのではないか、とさえ思った。永遠に亀に追いつけないアキレスの話みたいに。

时间缓缓流淌。不满五分钟的时间,却让人感觉过了十几二十分钟。不是有“直面死亡时,大脑活动变得亢奋,自己一生的经历会像走马灯一般在脑内奔走”的说法吗。一开始以为,也许是发生了跟那差不多的现象吧。

而就算那样,这四分钟也长得过分了。像是一秒钟的密度会随着残留时间的减少不断增加一般;或者说是“每推进一秒、明天便稍稍走远了一些”的那种感觉。甚至想过我会不会就这样永远抵达不到明天了——像永远追不上乌龟的阿基里斯里那样。

 

そのとき、背後で足音がした。

初鹿野が目を覚ましたのかと思って振り返った僕は、そこにいた人物を見て息を呑んだ。

意外だったのは、僕がその突如明かされた真実を前にして、ほとんど動じていないことだった。いや、動じていないどころではない。信じがたい話だが、自分自身の反応を見るに、僕は彼女がここに現れることを最初から知っていて、その瞬間をじっと待ち構えていたようだった。

もしかすると、僕はずっと前から、無意識のうちにその可能性を考慮に入れていたのかもしれない。

这时,背后有脚步声传来。

以为是初鹿野醒来了,我转过身。看清了在那里的人是谁,我吃了一惊。

意外的是,在这突如其来的真相面前,我几乎没有怎么动摇。不,岂止是没有动摇。虽然难以置信,但是看自己当时的反应,就像是从最初便知道将会出现在这里,一直在静静等候着这一瞬间一般。

说不定,从老早之前,我就已经在无意中把那种可能纳入考虑范围了吧。

 


 

kk:在想要不要发后面的部分= =

 

结局跟上卷牵扯的太多了……

这样到结尾有点(非常)没头没脑的感觉

 

(抱歉!预估意料之中地完全失误了

 不过也是,要没关系怎么叫上下卷= =

 

………………想到三个选项

a. 就这样继续(感觉不合适

b. 翻到结尾放在一整章(选择性观看

c. 等到上卷有人完整录入完再放(防手贱看结局………但是不知道要等到什么时候

 

(d. ……?)

 

要是有台版书有资源的话我录也可以…………运费好贵 不想买台版(╯‵□′)╯︵┻━┻

 

这么久没更抱歉了= =!

 

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目前有 9 条精彩评论

  1. Shadow
    Shadow 发表于: 2016年2月10日 01:15:51

    养着在呢,我还是想先看上卷,不过台版貌似还没发售

    • kk
      kk 发表于: 2016年2月10日 01:29:08

      台版已经出了……博客来可以买 这几天台北漫展ms也有卖 =X=

      • Shadow
        Shadow 发表于: 2016年2月10日 01:38:27

        我问淘宝的人家说没发售啊

  2. ggany
    ggany 发表于: 2016年2月10日 10:49:38

    诶,难道没有自己脑补这个选项吗

  3. 无名氏
    无名氏 发表于: 2016年2月10日 15:30:17

    b吧

  4. 777
    777 发表于: 2016年2月10日 16:15:24

    我的话感觉a吧,c的话不知道要等多久

  5. CyclizePei
    CyclizePei 发表于: 2016年2月10日 18:03:46

    更新辣!我觉得a就可以。。。

  6. 脑残粉
    脑残粉 发表于: 2016年2月11日 09:41:12

    台版书名翻译做「那年夏天,妳打來的電話」
    个人码字渣就不多事了(´・ω・`)

  7. Uzi@//提不起劲
    Uzi@//提不起劲 发表于: 2016年2月12日 20:37:22

    a 不然更难受

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