2ch翻译：男「请把女儿交给我吧！」富豪「不可原谅～！」（上）

引用元：http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1411143119/

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注：这个出处并不是2ch，但因为也是类似2ch这样的揭示板，所以还是归作2ch翻译类别。

 

男「娘さんをボクにください！」富豪「ゆるさぁ～ん！」

男「请把女儿交给我吧！」富豪「不可原谅～！」

 

1：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:11:59 ID:Ar77glQQ

＜豪邸＞

娘「ねえ、パパ」

富豪「なんだ？」

娘「今度、私の彼氏を紹介したいんだけど……」

富豪「！？」

富豪「な、な、な、なんだとォ～～～～～う！？」

＜豪宅＞

女儿「呐，爸爸」

富豪「怎么了？」

女儿「下次，想介绍一下自己的男友……」

富豪「！？」

富豪「你、你、你、你说什么～～～～～！？」

 

2：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:14:23 ID:Ar77glQQ

娘「今度の日曜日に、家に連れてきたいんだけど──」

富豪「許さん！」

富豪「お前の結婚相手はワシが決めるといっておいたハズだぞ！」

富豪「文武両道で金も稼げるグレイトな男を用意するといっておいたハズだぞ！」

女儿「想在下周末带到家里来……──」

富豪「不可原谅！」

富豪「我记得我说过你的结婚对象由我来决定的啊！」

富豪「都说过会给你找一个文武双全又能赚钱的超棒的男人了！」

 

娘「私にだって……付き合ったり結婚する人を決める自由ぐらいあるわよ！」

富豪「ならん！　ならん！　ならぁ～～～～～ん！　らぁ～～～～～ん！」

富豪「ワシはそんなどこの馬の骨とも分からぬ奴と顔を会わせるつもりはない！」

娘「そんなぁ……」

富豪「ワシは書斎に戻る！　……仕事があるのでな！」

女儿「就算是我……选择和什么人交往和什么人结婚这样的自由也是有的！」

富豪「不可以！　不可以！　不可～～～～～以！　不可～～～～～以！」

富豪「我才不准备和这种来路不明的人见面呢！」

女儿「怎么这样……」

富豪「我回书房了！　……因为还有工作！」

 

3：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:17:03 ID:Ar77glQQ

娘「…………」ﾊｧ…

母「あまり気にしないの」

母「お父さん、今度の日曜は関連企業の重役を集めた会議があったから」

母「どっちにしろ家にはいなかったのよ」

娘「なんだ、そうだったの……」

女儿「…………」ﾊｧ…

母亲「不要太介意了噢」

母亲「你爸他，下周日有集合了相关企业的上层的重要会议啊」

母亲「不管怎么样都是不在家的」

女儿「什么啊，是这样么……」

 

娘「でも、残念だわ」

娘「どこかでパパに許してもらわなきゃいけないってのは分かってたから」

娘「なんとか会わせたかったのに……」

母「焦らなくても、またチャンスはあるわよ」

女儿「不过，还真是遗憾啊」

女儿「因为知道不在什么时候让爸爸赞同是不行的」

女儿「好不容易制造出见面机会的说……」

母亲「就算不用着急，也还是有机会的噢」

 

4：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:20:47 ID:Ar77glQQ

次の日曜日──

ブロロ……

下一个周日──

Bulolo……

 

＜リムジン＞

秘書「総帥」

秘書「まもなく、会議が行われる『キングビル』に到着いたします」

富豪「うむ」

富豪「…………」

＜高级轿车内＞

秘书「总帅」

秘书「很快，就要到达会议将要举行的地点『国王大厦』」

富豪「唔姆」

富豪「…………」

 

富豪「ところで秘書よ」

秘書「はい、なんでしょう？」

富豪「悪いが、今日の会議は欠席する。予定をキャンセルしてくれたまえ」

秘書「は！？」

富豪「话说回来秘书啊」

秘书「是的，怎么了？」

富豪「抱歉，今天的会议我要缺席。请把预定帮我取消掉」

秘书「啥！？」

 

5：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:23:23 ID:Ar77glQQ

秘書「なにをおっしゃるんですか、総帥！」

秘書「今日の会議は重大な議題もあり、総帥がいなければ──」

富豪「頼む……！」

秘書「そこまでいわれては仕方ありませんね、ガッテン承知！」ﾋﾞｼｯ

秘书「你在说什么啊，总帅！」

秘书「今天的会议由重要的议题，如果总帅不在的话──」

富豪「拜托了……！」

秘书「被这么说那没办法了呢。好的，明白了！」

 

富豪「運転手君」

運転手「はっ」

富豪「急にすまないが、目的地を変更してくれ」

運転手「はっ、どちらへ？」

富豪「我が家だ」

運転手「イヤッフゥゥゥゥゥ！」ｷﾞｭﾙﾙｯ

富豪「司机啊」

司机「在」

富豪「虽然很突然十分抱歉，请帮我改变一下目的地」

司机「好的，要去哪里？」

富豪「我的家」

司机「Yea——h！」

 

ブロロロロロロ……！

Bulololololo……！

 

6：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:26:27 ID:Ar77glQQ

＜豪邸＞

娘「ママ、この人が私の彼氏よ」

男「はじめまして」

母「あらぁ～、ハンサムじゃないの」

母「ところで、何をなさっているの？」

＜豪宅＞

女儿「妈妈，这个人是我的男友噢」

男「初次见面」

母亲「啊拉～，这不是很帅气么」

母亲「顺带一问，是做什么的呢？」

 

男「画家をやっています」

男「といっても、実際には絵の仕事全般をやっている、といった感じですが……」

娘「だけど彼、今度自分の個展も開くのよ！」

母「あらまぁ、すごいじゃない！」

男「目前的职业画家」

男「虽是这么说，但其实大概是关于画方面的工作全部都有在做那种感觉……」

女儿「不过他，下次将展开自己的个人画展噢！」

母亲「啊拉嘛，这不是很厉害吗！」

 

すると──

就在这时──

 

7：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:29:03 ID:Ar77glQQ

バァンッ！

磅！

 

富豪「ただいま」

母「あなた……！？」

男「！」

娘「パパ、来てくれたの！？」

富豪「勘違いするな……」

富豪「ワシは忘れ物を取りに戻っただけだ」

富豪「そのついでに娘が連れてくる男とやらを、見定めに来ただけだ」

男「…………」ｺﾞｸｯ…

富豪「我回来了」

母亲「老公……！？」

男「！」

女儿「爸爸，您肯过来了吗！？」

富豪「别搞错了噢……」

富豪「我只是来取回忘掉的东西罢了」

富豪「只是作为顺便看一下女儿带回来了男人怎么样而已」

男「…………」（咽口水）…

 

8：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:32:00 ID:Ar77glQQ

男「は、はじめまして……」

男「ボクは娘さんと交際させてもらっている者です」

富豪「ふんっ、見るからにみすぼらしい奴だ」

娘「パパ！」

富豪「ところで、仕事は何をやっているのかね？」

富豪「医者？　弁護士？　国家公務員？　それとも一流企業のビジネスマンかね？」

男「初、初次见面……」

男「我是和您女儿正在交往的那个人」

富豪「哼，一看就是穷酸的样子」

女儿「爸爸！」

富豪「顺带问一下，工作现在是在做什么呢？」

富豪「医生？　律师？　国家公务员？　还是一流企业的实业家？」

 

男「画家の卵……です」

富豪「画家ァ～？　ガッカリだな！　まるで崩れかけのジェンガだ！」

富豪「そんな不安定な職の人間に、ウチの娘をやれるものか！」

娘「ひどいわ、パパ！」

男「是个……画家」

富豪「画家～？　失望透顶！　简直像是快要倒下的层层叠那样！」

富豪「对做着这么不安定工作的人，怎么可能把我家的女儿交给你！」

女儿「太过分了，爸爸！」

 

9：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:35:57 ID:Ar77glQQ

富豪「いいか……今後二度と娘に近づくな。近づいたらタダじゃおかんぞ」

富豪「ワシの手にかかれば、キサマなどどうにでもできるのだからな！」

男「…………！」ｸﾞｯ…

男「……お断りします」

富豪「ホワイ！？」

男「ボクは……彼女のことが好きですから」

富豪「听好了……以后别再接近我女儿了。再接近的话不会这么轻易放过你的」

富豪「如果我出手的话，你这样的家伙对付方法要多少有多少！」

男「…………！」唔…

男「……恕我拒绝」

富豪「哈！？」

男「因为……因为我喜欢她啊」

 

富豪「な、な、なんだとォォォォ～～～～～う！？」

男「しかし、今のボクがあなたに認められるような男ではないことも事実……」

男「だったらボクは、あなたに認められるような男になってみせます！」

娘「…………！」ﾎﾟｯ…

母「ふふっ……」

富豪「ふん、認めんぞ、絶対に認めるものか！　ワシは認めんからな！」

富豪「你、你、你说什～～～～～么！？」

男「但是，现在的我并不是你所认同的那种男人这样是事实……」

男「正因如此我，会努力成为那种你能够认同的男人！」

女儿「…………！」（醉了）…

母亲「呼呼……」

富豪「哼，绝不认同，绝对不可能认同！　我绝不认同啊！」

 

バタンッ！

磅！

 

10：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:39:54 ID:Ar77glQQ

娘「ごめんね、パパがひどいこといって……」

男「いや、いいんだよ」

女儿「抱歉啊，爸爸说了些过分的事情……」

男「不，没关系的」

 

男「それに……こうなることは分かってたしね」

男「ボクは駆け出しの画家」

男「キミは日本有数の大企業グループの総帥の一人娘……」

男「二人の気持ちはともかく、世間から見たらボクたちは釣り合ってはいない」

男「而且……早就预料会变成这样了」

男「我只是初出茅庐的画家」

男「而你是日本屈指可数的大企业集团里总帅的千金小姐……」

男「我们的心意虽然不用说，但从世人角度看我们并不合适」

 

娘「…………」

男「だけどボクは必ずキミに釣り合うような男になってみせるよ！　約束する！」

娘「うんっ！」

母「それじゃお茶にしましょうか」

女儿「…………」

男「但是我一定会变成配得上你的男人给你看的！　约好了噢！」

女儿「嗯！」

母亲「那么我们先来喝茶吧」

 

11：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:41:51 ID:Ar77glQQ

数日後──

数日后──

 

＜豪邸＞

男「こんにちは」

母「あら、いらっしゃい。あいにく今、娘は留守なんだけど……」

男「はい、かまいません」

男「本日はお父さんにお会いしたいのですが、いらっしゃいますか？」

母「主人ならちょうどいるわよ、ちょっと待っててね」

＜豪宅＞

男「你好啊」

母亲「啊拉，欢迎。但是很不巧，女儿今天不在噢……」

男「嗯，没关系的」

男「今天主要是想见下父亲，不知道他在家吗？」

母亲「丈夫的话刚好在噢，请稍微等一下噢」

 

12：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:43:45 ID:Ar77glQQ

富豪「ワシになんの用だね？　馬の骨君」

男「用というほどのことはありません」

男「実は、あなたがたご家族三人の絵を描いたので……見てもらいたいと思いまして」

富豪「ほう……自分の腕を示そうというのだな？」

富豪「找我有什么事啊？　混小子」

男「也算不上什么要紧事」

男「其实，画了你们家庭三人的画……想让您看一下」

富豪「喔……想露一手给我看是么？」

 

男「これです」ｶﾞﾀｯ

富豪「…………」

富豪「ふん、下らん！」ﾎﾟｲｯ

男「！」

男「就是这个」嘎达

富豪「…………」

富豪「哼，真无聊！」呸

男「！」

 

13：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:46:10 ID:Ar77glQQ

富豪「いいか、耳をかっぽじってよおく聞け……」

富豪「こんな下らん絵を描くヒマがあったら、一円でも多く金を稼ぐ方法を考えろ！」

富豪「ごくつぶしの馬の骨めが！」

富豪「听好了，给我竖起耳朵来好好听着……」

富豪「有着画这种无聊画的时间的话，即使是多赚一日元也好，好好想想赚钱的法子吧！」

富豪「好吃懒做的混小子！」

 

男「ボクにとっては絵を描くことが金を稼ぐ方法です」

男「今日はダメでしたが……次は必ずお父さんに認められてみせます！」

富豪「誰がお父さんだ！　キサマ如きにお父さんなどと呼ばれる筋合いはない！」

富豪「不愉快だ！　消え失せろ！　ちなみにこの絵はもらっておく！」

男「对我来说绘画就是赚钱的方法」

男「虽然这次失败了……但下次一定会让父亲认同的！」

富豪「谁是父亲啊！　才没有被你这种家伙叫父亲的道理！」

富豪「真让人不愉快！　快滚吧！　顺带一提这幅画就留这里好了！」

 

男「……失礼します」ﾍﾟｺｯ

男「……那我先告辞了」低头

 

14：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:49:05 ID:Ar77glQQ

翌日──

第二天──

 

＜会社　会長室＞

富豪「秘書君」

秘書「はい」

富豪「この絵を部屋に取りつけてくれたまえ」

秘書「まぁ、ステキな絵！　総帥のご家族が生き生きと描かれていますわ！」

＜公司 董事长室＞

富豪「秘书君啊」

秘书「在」

富豪「把这幅画挂在房间里」

秘书「嘛，这不是很棒的画嘛！　总帅家人栩栩如生地映在画上面噢！」

 

富豪「ふん、ステキでもなんでもないわ！」

富豪「あまりにヘタクソだから飾るだけだ！」

富豪「哼，哪里棒了！」

富豪「因为实在是画得太烂了所以才挂上去而已！」

 

15：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:52:21 ID:Ar77glQQ

それからしばらくして──

在那之后过了一段时间──

 

＜豪邸＞

娘「ねぇ、パパ」

富豪「なんだ？」

娘「明日、彼とデートしてくるわ」

富豪「な、な、な、なんだとォォォ～～～～～う！？」

＜豪宅＞

女儿「呐，爸爸」

富豪「怎么了？」

女儿「明天，准备和他去约会了」

富豪「你、你、你、你说什～～～～～～～么！？」

 

富豪「デートだと！？　どこでだ！？」

娘「美術館よ」

娘「じゃあ楽しんでくるから！」

富豪「お、お、おのれぇぇぇ～～～～～～～～～～っ！」

富豪「约会！？　在哪里！？」

女儿「美术馆噢」

女儿「那么我会好好享受的！」

富豪「这、这、这个混球～～～～～～～～～～っ！」

 

16：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:55:04 ID:Ar77glQQ

翌日──

第二天──

 

＜美術館近辺の公園＞

娘「とてもよかったわね～、感動しちゃった！」

男「うん、それに勉強になったよ！」

男「いつかボクもこういうところに飾られるような絵を描きたいなぁ……」

娘「フフッ、がんばってね！」

＜美术馆附近的公园＞

女儿「好棒噢～、稍微有些感动了！」

男「嗯，而且感觉学到了很多呢！」

男「总有一天，如果我的画也能被挂在这种地方就好了啊……」

女儿「呼呼，加油噢！」

 

男「ところで……そろそろお昼の時間だね。なにか食べて行こうか」

娘「そうねぇ……。あ、あんなところにたこ焼き屋さんがある！」

娘「買っていかない？」

男「そうだね、そうしようか！」

男「不过话说回来……差不多到午饭时间了，去吃点什么吧」

女儿「也是呢……。啊，那里有家店在卖章鱼烧噢！」

女儿「不买一些么？」

男「是呢，就这么办吧！」

 

17：名無しさん： 2014/09/20(土) 01:58:01 ID:Ar77glQQ

男「すみません──」

富豪「へい、らっしゃい！」

男「！？」

男「お、お父さん！？」

富豪「だれがお父さんだ！　馬の骨め！」

娘「な、なんでパパがこんなところにいるの！？」

男「打扰了──」

富豪「嘿，欢迎光临！」

男「！？」

男「父、父亲！？」

富豪「谁是你父亲啊！　混小子！」

女儿「为、为什么爸爸在这种地方啊！？」

 

富豪「聞いて驚け……お前たちを監視するため、たこ焼き屋を買収してやったのだ」

富豪「ワァッハッハッハッハ……！」

娘「信じられない……そこまでする！？」

男「それじゃ、たこ焼き１０個ください」

富豪「あいよ！」

富豪「听了可别吓一跳噢……为了监视你们，已经把章鱼烧店买下来了」

富豪「哇哈哈哈哈哈哈……！」

女儿「真是难以置信……有必要做到这种程度吗！？」

男「那么，请来10个章鱼烧」

富豪「收到！」

 

18：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:00:52 ID:Ar77glQQ

男「焼き加減が絶妙で、おいしいですね」ﾊﾌﾊﾌ…

富豪「お世辞などいっても無駄だ！　このバカ息子め！」

娘「お世辞じゃないわよ、本当においしいわ！」ﾊﾌﾊﾌ…

富豪「ふん……当然だ」

男「烤的时机非常绝妙，很好吃啊」哈姆哈姆…

富豪「就算说恭维话也说没用的噢！　你这混小子！」

女儿「才不是恭维话呢，真的很好吃啊！」哈姆哈姆…

富豪「哼……这是当然的」

 

富豪「ワシは若い頃は色々やったからな……」

富豪「新聞配達、ウェイター、プログラマー、通訳、遠洋漁業、ライン工……」

富豪「犯罪以外の仕事ならだいたい経験しておる」

富豪「たこ焼き作りもその中で身に付けた芸当の一つに過ぎぬ！」

富豪「我在年轻的时候也做过各种各样的事啊……」

富豪「送报纸、服务员、程序员、传译员、远洋渔业、流水线工人……」

富豪「基本除了犯法的工作以外全部都有做过」

富豪「所以章鱼烧也只不过是在这其中的技艺之一罢了！」

 

男「すごいなぁ……」

娘「いつ寝てたのよ……」

富豪「ふん、いくら褒めてもキサマなど認めんからな！」

男「好厉害啊……」

女儿「这样还有时间睡觉么……」

富豪「哼、再怎么夸我也不会认同你的噢！」

 

19：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:03:22 ID:Ar77glQQ

ワイワイ……　ガヤガヤ……

（吵闹声开始变大）……

 

「おいしそうなニオイがする！」　「たこ焼き食べよう！」　「うまそ～」

富豪「しまった！　他の客まで惹きつけてしまった！」

「おじさん、たこ焼き１０個」　「俺も！」　「あたしも！」

富豪（くそぉ～、これでは監視ができん！　なんという誤算！）

「喂，这里有股很香的味道噢！」　「来吃章鱼烧吧！」　「感觉很好吃～」

富豪「糟了！　引来了其他的客人！」

「大叔，来10个章鱼烧」　「我也是！」　「我也是！」

富豪（可恶～这样根本没办法监视！　计算失误了！）

 

娘「ラッキーだわ、今のうちに逃げましょ！」ｸﾞｲｯ

男「え、でも──」

娘「早く！」

女儿「真是幸运，趁现在快跑吧！」扯

男「诶，但是──」

女儿「快一点！」

 

富豪「おのれぇ～～～～～！　あいつらめ、ゆるさんぞォォォ～～～～～！」

通行人「すみません、たこ焼き一パックください」

富豪「あいよ！」

富豪「可恶～～～～～！　那两个家伙，无法原谅～～～～～！」

通行人「打扰了，请给我来一盒章鱼烧」

富豪「收到！」

 

20：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:06:46 ID:Ar77glQQ

さて、またある日のこと──

然后，这又是在某日发生的事情──

 

＜豪邸＞

娘「ねえ、パパ！」

富豪「なんだ？」

娘「今度、いよいよ彼の個展が開かれるの！」

娘「絶対に見に来てね！」

＜豪宅＞

女儿「呐，爸爸！」

富豪「怎么了？」

女儿「这次，终于轮到他要开个人画展了噢！」

女儿「一定要过来看噢！」

 

富豪「個展だと！？　馬の骨如きが生意気な……！」

富豪「ワシはそんなもの見にいかん！　絶対に見にいかんからな！」

娘「なによ……！　パパなんか知らない！」ﾌﾟｲｯ

富豪「ちなみにどこで開かれるんだ！？」

娘「駅前のビルよ……行かないんなら教えても無駄だろうけどね！」

富豪「你说是个展！？　明明是个来路不明的混小子还真是傲慢……！」

富豪「我绝对不会去看这种东西的！　绝对不会去看这种东西的噢！」

女儿「什么啊……！　爸爸什么的不管了！」呸

富豪「顺带一问要在哪里开啊！？」

女儿「在车站前的那个大厦噢……反正你都不去告诉了也没用！」

 

21：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:09:46 ID:Ar77glQQ

＜駅前ビル＞

ワイワイ……

娘「よかったわね、なかなか盛況じゃない！」

男「ありがとう、ボクも正直ほっとしてるよ」

男「誰も来なかったら、せっかくこの話をくれたビルのオーナーさんに悪いしね」

＜车站前的大厦＞

（场面十分喧闹……）

女儿「太好了呢，这不是很多人嘛！」

男「谢谢，说实话我也松了一口气呢」

男「如果谁都不来的话，那对好不容易给我这次机会的大厦主人太对不住了」

 

ギィィ……

富豪「…………」ｽｯ…

 

娘「パパ！？」

男「お父さん、来てくれたんですね！」

富豪「勘違いするな……キサマの絵をコケにしにきただけだ！」

女儿「爸爸！？」

男「父亲，您过来看了啊！」

富豪「别会错意了噢……只是过来嘲笑一下你的画罢了！」

 

22：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:12:06 ID:Ar77glQQ

富豪「ふん……」ﾑｽｯ…

青年「へぇ～、新進気鋭の画家ってだけあって、やっぱセンスあるなぁ～」

富豪「哼……」

青年「喔～不愧是前途无量的新进画家啊，果然有品位～」

 

富豪「…………」ｷﾞﾛｯ!

青年（え、なに！？　なんか金持ちそうなオッサンがメッチャ睨んでくる！）

青年（もしかして、褒めちゃいけなかったのか！？）

富豪「…………」猛瞪!

青年（诶，怎么回事！？　好像被看上去很有钱的大叔使劲瞪着！）

青年（难不成是不能夸么！？）

 

青年「や、やっぱり大したことないかも……」

富豪「…………」ｷﾞﾝｯ!

青年（ひいいっ、やっぱり睨んでくる！　どうすりゃいいんだよぉ……！）

青年「果、果然好像也没什么大不了的……」

富豪「…………」猛瞪瞪!

青年（好可怕，果然在瞪着我！　到底要我怎么办才好啊……！）

 

23：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:15:07 ID:Ar77glQQ

一週間後──

ビュオオォォォ……！　ゴォォォォォ……！

一周以后──

 

＜駅前ビル＞

ビルオーナー「ついとらんのう、個展の期間中に台風が直撃するとは」

ビルオーナー「さすがにこの台風じゃ、来る人もおらんじゃろうな」

男「そうですね、残念で──」

＜车站前的大厦＞

大厦主人「真是可惜啊，没想到在个展期间会遭遇台风直击」

大厦主人「这种台风的话，恐怕没人会来了吧」

男「是这样呢，真的是很可──」

 

ギィィ……

富豪「…………」ﾋﾞｼｮﾋﾞｼｮ…

开门声……

富豪「…………」浑身湿透…

 

男「お、お父さん！？　どうしたんですか、ずぶ濡れじゃないですか！」

富豪「誰がお父さんだ、このバカ息子！」

男「なんでこんな台風の日に……！」

富豪「キサマの絵をコケにせんと気が済まんからなァ！　ワァッハッハッハ！」

男「父、父亲！？　您这是怎么了啊，不是浑身都湿透了嘛！」

富豪「谁是你父亲啊，臭小子！」

男「为什么要在这种台风的天气里……！」

富豪「不好好过来嘲弄一下你的画感觉不泄气啊！　哇哈哈哈哈！」

 

24：名無しさん： 2014/09/20(土) 02:19:21 ID:Ar77glQQ

男「お父さん……」

富豪「なんだ！？」

男「ボクと娘さんの交際……認めてはいただけないでしょうか」

男「父亲……」

富豪「怎么了！？」

男「我和您女儿的交际……果然还不能认同吗」

 

富豪「ふん、愚問すぎるわ！　絶対に認めるものか、絶対になァ！」

富豪「せいぜい頭を絞って、デートコースでも考えておくんだな！」

富豪「娘を退屈させんようにするのだぞ！　馬の骨めが！」

富豪「ワァッハッハッハッハ……！」

富豪「哼，问的什么蠢问题！　怎么可能认同，怎么可能！」

富豪「好好绞尽你那脑汁，想一下约会的地点吧！」

富豪「绝对不要让女儿感到无聊噢！　混小子！」

富豪「哇哈哈哈哈哈哈……！」

 

男（やはり、まだ認めてはもらえないのか……！）

男（だけど、諦めないぞ！　絶対に認めてもらうんだ！）

男（果然，还不能得到承认么……！）

男（但是，我不会放弃的！　绝对会让他承认的噢！）

 

28：名無しさん： 2014/09/20(土) 19:04:14 ID:iolnQ8bs

めっちゃいい人だった。

是个很好的人啊

 

29：名無しさん： 2014/09/21(日) 01:15:13 ID:4iuDdOuc

そして、ついに──

然后，终于到了这个时刻──

 

＜レストラン＞

男「あの……」

娘「どうしたの？」

男「ボク、やっと絵で食べていける自信がついた……。だから、いわせてもらうよ」

娘「！」

＜某餐厅＞

男「那个……」

女儿「怎么啦？」

男「我，终于有自信能靠绘画赚钱了……所以，请让我说出来」

女儿「！」

 

男「結婚しよう」

娘「うん……幸せにしてね」

男「……ありがとう！」

娘「でも、ウチのパパがなんていうか……不安だわ」

男「そうだね……。だけど、ボクは真っ向からぶつかってみるよ！」

娘「うん！」

男「我们结婚吧」

女儿「嗯……请让我幸福」

男「……谢谢你！」

女儿「不过，我家的爸爸也是怎么说呢……让人感到不安」

男「也是呢……不过，我会试着从正面说服他的！」

女儿「嗯！」

 

30：名無しさん： 2014/09/21(日) 01:17:08 ID:4iuDdOuc

＜豪邸＞

男「お父さん……」

男「娘さんをボクにください！」

富豪「ゆるさぁ～ん！」

富豪「ゆる、ゆる、ゆる、ゆる、ゆる、ゆるさァ～～～～～～ん！！！」

富豪「絶対に許さんぞ！」

＜豪宅＞

男「父亲……」

男「请把女儿交给我吧！」

富豪「不允许～！」

富豪「绝不、绝不、绝不、绝不、绝不、绝不允～～～～～～许！！！」

富豪「绝不允许！」

 

富豪「キサマのようなどこの馬の骨とも分からぬ将来の一流画家に、娘をやれるか！」

富豪「このバカ息子めがァ！　結婚など絶対認めんからな！」

男（やはり、ダメなのか……！）

富豪「像你这样来历不明将来的一流画家什么的，怎么可能把女儿交给你！」

富豪「你这臭小子！　结婚什么的绝不认同噢！」

男（果然，还是不行么……！）

 

31：名無しさん： 2014/09/21(日) 01:20:01 ID:4iuDdOuc

男「だったら仕方ありません……」

男「ボクたちは愛し合っているんです！」

男「どんなに反対されても……ボクは彼女と結婚します！」

男「那就没办法了……」

男「我们是真心相爱的！」

男「就算是您再怎么反对……我也要和她结婚！」

 

富豪「おのれぇ～～～～～強情なヤツめ！」

富豪「帰れ……」

富豪「帰れェ～～～～～～！」

富豪「二度と我が家の敷居をまたぐでないわ！」

富豪「混小子～～～～～你这固执的家伙！」

富豪「给我回去……」

富豪「给我回去～～～～～～！」

富豪「以后都不要踏入我家门槛一步了！」

 

男「今日のところは……失礼します」

男「今天就先告辞了……」

 

32：名無しさん： 2014/09/21(日) 01:23:36 ID:4iuDdOuc

娘「……パパのバカ！　あんな一方的に怒鳴り散らすなんて！」

富豪「やかましい！」

富豪「お前もお前だ！　あんな輩のプロポーズをホイホイ受けおって！」

富豪「ワシはお前をそんな軽はずみな娘に育てた覚えはない！」

娘「うっ……！」ﾀｯﾀｯﾀ…

女儿「……爸爸这个笨蛋！　那么单方面的怒吼什么的！」

富豪「啰嗦！」

富豪「你也真是的！　那种家伙的求婚这么轻易就接受！」

富豪「我可不记得有把你养成这么轻率的女儿！」

女儿「呜……！」踏踏…

 

母「あなた、今のはいいすぎですよ……」

富豪「やかましい！　ワシは怒っておるのだ！」

富豪「こうなっては……もはや奴らも打つ手は一つしかあるまいて！」

富豪「ワァッハッハッハッハッハ……！」

母亲「老公，刚才的说过头了噢……」

富豪「啰嗦！　我正气在头上呢！」

富豪「既然已经到这种地步……他们能走的路也只剩一条了！」

富豪「哇哈哈哈哈哈哈……！」

 

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