『长篇故事・2ch』我就是童男一枚,有问题吗!(二十三)
引用元:http://vipsister23.com/archives/4242568.html
220:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:29:12.10 ID:eTEPqKVXo
「卑怯だよな、とは思ったよ。自分でも」
自嘲するような笑みを頬に貼り付けて、先輩は言う。
「真是卑鄙啊——就算自己也是这么想的」
学长像是自嘲一般地笑了笑
「言い訳はしないけど」
「ええ。納得はしませんけど、理解はしますよ」
「ありがとう」
とはいえ、彼が悪いのかどうかは、これからする質問次第で分かることであって、今は判断のしようがない。
「我不会找借口的」
「啊啊,虽然不能认同,但可以理解你的做法」
「谢谢」
虽然是这么说,不过他是好是坏,那还得取决接下来的回答,现在根本无从判断
「昨日、メデューサ、じゃないや。サコさんに言われたこともありますし、実際にあったことを説明していただけるとありがたいんですけど」
「昨天,也被美杜莎……啊不,茶子学姐那么说了,所以想了解一下实际上究竟发生了些什么」
先輩は言葉に詰まった。
またこれだ、と思う。人には隠し事が多すぎる。
学长又出现了难以启齿的表情
又是这样,想着人类想要隐藏的事情真是太多了
「……まぁ、巻き込んだわけだし、ね」
「言いたくなければいいです。俺、実際にはほとんど無関係ですから」
「……嘛,毕竟是被卷进去了呢」
「如果不想说就算了。而且这实际上也跟我没有关系」
「そうでもないよ」
先輩は気まずそうに微笑んだ。
「并不是这样噢」
学长有些窘迫地微笑道
221:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:29:39.88 ID:eTEPqKVXo
「まず、僕は彼女が好きだったんだ。それは、もう言ったよね?」
「ええ」
頷いて続きを待つ。先輩は言葉を選ぶような間をおいてから、話を続けた。
「首先,我是喜欢她的。这个我已经说过了吧?」
「啊啊」
点了点头等他继续说下去,学长则像是在斟酌语言那般地隔开一段时间后,继续说道
「そのことをサコに相談した。彼女は僕の友達の中でも、恋愛ごとに関して一番頼りになる人物だと思ったから」
――アンタみたいに見てるだけで恋してるみたいな気分になってる奴が一番イタいんだよ。もう二度と二人に近寄んな。
「这件事情我和茶子商量过。因为觉得她就算在我的朋友当中,在恋爱方面也是最值得依靠的人物」
——像你这样的只不过是局外人却好像自己在恋爱一般的家伙看着就烦,不要再接近那两人了
言動の節々に見え隠れする、恋に対する自信と自負。
オブラートに包まずに言ってしまえば、彼女は思い込みが激しく、自信家であり、お節介焼きで、ちょっとイタい人なのだ。
从发言就能隐隐约约看见,她对于恋爱方面的自信和自负
摊开来讲的话,就是她是个认死理,极度自信,很爱管闲事的稍微有点麻烦的家伙
「サコは次の日には具体的な計画を立てて来たよ」
「それが偽装カップル?」
俺の俗っぽい言い方に、先輩はいささか辟易したようだった。それでも仕方なさそうに頷く。
「茶子在第二天就送来了具体的计划」
「那就是假扮情侣?」
对于我这种很通俗的说法,学长虽然感到有些难堪,但还是一副没办法的样子点了点头
「そういうこと。口車に乗せられた、という言い方をすると誤解を生むかな。実際には僕も同意したから。でも、その場の雰囲気に乗せられたところはあった」
これは言い訳かな、と彼は肩をすくめる。その仕草が妙に似合っていて腹立たしい。少しはしおらしくしやがれ。
「就是这么一回事。如果说是被骗了,这种说法比较容易引起误解吧,
实际上这件事我也是同意了的。不过,也有被当时的氛围牵着走的因素在里面」
这算是借口吧,他这么耸了耸肩道。这个姿态微妙的很适合他让人有些不爽,稍微谨慎一点吧
「つまり、サコさんは、偽装カップルとして一緒に行動させることで、二人の距離が縮まることを期待したんですか?」
先輩は俺の言葉にきょとんとした。少し間をおいてから、ああ、と頷く。
「也就是说,茶子学姐她,希望通过假扮情侣一起行动,能够缩短两人的距离么?」
学长听了我的这句话肩膀颤了一下。稍微过了一小会才,啊啊,地这么点了点头
「そうだよ」
「その話に乗ったわけですか」
「……うん」
「是这样的」
「然后你接受了这个提议」
「……嗯」
222:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:30:22.21 ID:eTEPqKVXo
先輩は幼馴染が好きで、それをメデューサに相談した。
メデューサは、自分が彼に言い寄っていることにして、ふたりを偽装カップルとして近づけることに成功する。
互いの距離は少しずつ縮んでいったが、今日に至って幼馴染からそれを取りやめる旨のメールが送られてくる。
学长他喜欢青梅竹马,然后针对这件事情向美杜莎商量了
美杜莎通过对他做出攻势的姿态,进而成功地促成假扮情侣一事的发展
虽然相互之间的距离有一点点接近,却受到了青梅竹马发来的要求停止的短信
先輩の話をまとめると、つまりはこういうことになる。
总结了学长的话之后,就是这么一回事
「俺、関係ないですよ、やっぱり」
「和我没有关系啊,果然」
俺という存在は、メデューサの計画にはまるで出てこない。
我的存在,在美杜莎的计划里根本没有出现过
「はっきり言ってしまえば」
と先輩は前置きした。苛立たしげに言葉を続ける。
「其实说实话」
学长说了一半后,又感到有些焦躁地继续道
「君が羨ましかったんだよ。彼女のそばにいたから」
「我很羡慕你啊,因为一直在她的身边」
「……はあ」
「……哈啊」
「一番最初にサコに相談したときも、そのことを言ってあった」
「だから、あの人は俺を目の仇にしてたんですか?」
「その他にも、あの子が僕やサコの前で君の話をすることがあったから」
「……サコさんとしては、俺が邪魔者だったと」
「在一开始对茶子商量的时候,也说过这件事」
「所以,我就成为了她的眼中钉么?」
「还有就是那孩子在我和茶子面前说过你的事情」
「……也就是说对于茶子来说,我是个碍事的人」
つまり、二人の距離を縮めるためだけではなく、幼馴染を俺から遠ざけるためにも、そういう形の計画になったのか。
遠ざけることに成功したと思っていたのに、幼馴染や先輩の周囲をうろうろする俺を見かけた。
それが昨日のことで、その後の発言はすべて「ふたりの恋愛を成功に導くためによかれと思ってやったこと」なのだろう。
也就是说,这个计划不仅有缩短两人距离的目的在,也包含了让青梅竹马远离我的目的在里面
本来以为成功地把两人距离拉远了,却看到在青梅竹马以及学长周围转来转去的我
然后昨天发生的事情,那些话的目的也全都是「为了让两人的恋爱得以成功所做的手段」吧
ありがた迷惑って言葉もある。
下手な企みなんて、失敗するものだ。
真是给人带来很大的困扰
用这种下作的手段,失败是当然的
223:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:31:01.23 ID:eTEPqKVXo
「なんだかもう、疲れますね」
「僕もすごく疲れた。ここ最近はずっと胃が痛くて仕方なかった。彼女はちっとも振り向いてくれないしね」
「怎么说呢,感觉已经有点累了」
「我也是已经很累了啊,最近胃一直痛的不行,她根本甩都不甩我」
そりゃそうだ。
なにせ幼馴染は、超がつくほどの鈍感なのだから。
小学の頃も、中学の頃もそうだった。自分に対する好意にまるで気付かない。
ナチュラル悪女。
「アイツ、偽装をやめるって、先輩にメールしましたよね?」
那是自然的
毕竟咱的青梅竹马,已经是可以加上“超”字来形容的迟钝了
在小学的时候也是,初中的时候也是,完全注意不到别人对她的好感
纯天然的坏女人
「那家伙,对学长发了想要停止假扮情侣的短信了吧?」
彼は額の汗を手の甲で拭ってから頷いた。
「来たよ。本人の意思に従おうと思う。実際、期限付きで、っていう約束だったんだよ、本当のところ」
「……無理のある話ですね」
「僕もそう思う」
他用手背擦了擦汗点点头道
「发来了噢,我决定遵从她本人的意见。实际上,本来也是约好了是有时间限制的」
「……本来就是难以持续下去的事情」
「我也是这么认为的」
俺はひとつ溜息をついてから考える。誰も実害をこうむった人物はいない。
何かを企むことに呆れはしても、責めることはできない。
我叹了口气后想着,现在并没有人受到什么实际的危害
就算对他们背后在暗地里策划着些什么感到不满,但也没办法责备他们
224:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:31:34.26 ID:eTEPqKVXo
「男らしくない」
口をついて出た言葉に、焦る。だいぶ失礼なことを言ってしまった。
「真不像个是男人」
对自己说出口的话,感到有些焦躁,这还真是说出了不礼貌的话
「まさにその通りだ」
先輩は気を悪くするでもなく笑った。
「正如你说的那样啊」
学长若无其事地笑道
「僕はもともと、臆病というか、そういう気質があるから」
「臆病というか」
俺はずっと思っていたことを言った。
「我本来就是怎么说呢,有点胆小怕事那种的,有这种性格在里面」
「与其说是胆小怕事」
我把我一直在想出来的话出口
「ヘタレなんですよね。直接告白もできないような」
「不如说是没有勇气,连直接告白都不敢的那种」
自分のことを棚にあげて先輩を責めた。
別に、なんだかんだで幼馴染と仲良くなりやがったことに対するあてつけとかではない。断じて。本当に。
我抛开自己的事情不谈却责备着学长
这绝对不是在对他和青梅竹马关系变好这件事进行挖苦。绝对是说真的
「まぁ、そうだね」
先輩はまた笑った。
「嘛,是这样呢」
学长又笑了笑说
225:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:32:02.92 ID:eTEPqKVXo
「本気で好きなら、直接言うのが一番いいと思いますよ。アイツには」
「敵に塩を送るの?」
「如果真的喜欢的话,面对面直接说出来效果是最好的噢,对那家伙来说」
「对敌人雪中送炭么?」
「アイツのことを抜きにすれば、俺は先輩のことが嫌いじゃありませんから」
「抛开那家伙不谈,我本身并不讨厌学长噢」
かといって、本当に告白されて、付き合うようなことになれば、俺としては困る。
すごく、困る。
勝手だな、と内心自嘲してから溜息をつく。なにをやってるんだろう。全然論理的じゃない。
话虽如此,如果真的被告白,真的开始交往的话,我会觉得很困扰
非常非常困扰
真是任性啊,自嘲地叹了口气。我到底在干什么呢,做的事情根本不合逻辑
いいかげん話を終わらせるべきだと考えて、先輩に向かって最後の確認をした。
「まぁ、先輩の恋についての話はいいです。とにかく俺が言いたいのは、サコさんのことです」
觉得是时候结束这个话题,对着学长做出了最后的确认
「嘛,关于学长的恋爱的问题就此打住吧。总之我想说的是,那个茶子学姐」
「サコが、なに?」
きょとんとしてる。
「茶子她,怎么了?」
学长愣了愣道
できれば気付いてほしい。この人も鈍感なタチだ。
とはいえ、彼にとっては友達のことだ。
俺は慎重に言葉を選んだ。
如果可以的话希望能够自己注意到啊,这家伙也是超迟钝的
话虽如此,对他来说她也是朋友啊
我慎重地挑选着接下来要说的话
226:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:32:32.29 ID:eTEPqKVXo
「サコさん、なんというか、暴走しがちですよね。偽装をやめたって知ったら、誰かに強く当たったりしません?」
「茶子学姐她,怎么说呢,不是有种容易暴走的感觉么。
如果知道假扮情侣停止了,不是会对什么人泄愤么」
失礼を承知で言う。必要なことだ。いい気分はしないけれど。
俺に罵詈雑言を並べ立てるくらいならいいけど、他の人間に当たられては冗談ではすまない。
その懸念に、先輩は平気そうに答えた。
虽然知道说的话很不礼貌,但这是必须要说出来的,虽然感觉不是很舒服
如果只是把我痛骂一顿那就算了,如果别人也被牵扯进来那可不是开玩笑的
对我的担忧,学长只是一副没什么大不了的样子回答道
「大丈夫だと思う。なんだかんだいっても、冷静な判断が出来る人なんだ」
「我觉得应该没问题。不管怎么说,她都是一个能做出冷静判断的人」
「そうですか?」
昨日の出来事を思うととてもそうは思えない。
「是这样吗?」
一想到昨天发生的那件事,就觉得恐怕没那么容易
「俺にはもっと、こう……あ、これは別に、昨日罵詈雑言をぶつけられて腹を立てているというわけではないですよ?
あくまで一意見としてですけど、あの人はこう、暴走しがちなんじゃないかなって。
別にひどいこと言われた当てつけとかじゃないですけどね。好き勝手言いやがってとか思ってないですし。
でもちょっと、策士策に溺れる的な、自己陶酔っぽいところがありますよね、たぶん」
「对我来说,有一种更……啊,这个并不是对昨天被痛骂这件事感到生气噢?
这只是一种看法罢了。那个人不是给人一种很容易暴走的感觉么。
并不是因为被说了过分的话而讽刺她,也不是觉得她真敢那么乱说一气什么的。
但是啊,不是有一种智囊沉溺于自己的谋略,那种自我陶醉的感觉么,大概」
先輩は大笑した。
「大丈夫だよ、そのあたりはきちんとする」
学长大笑着
「放心啦,对于那方面我会好好处理的」
そういって彼は溜息をつく。端整な顔立ち。さわやか。サッカー部でレギュラー。人望もある。魅力だらけの人。
彼はひょっとして漫画か何かから飛び出してきたのではないだろうか。
それでも、彼だって何もかも充実しているわけではない。
嫌な考え方かもしれないが、それを思うと少しだけ安心する。
努力していこう、と思える。
这么说着他叹了口气。真是端正的五官,爽朗的人。
不愧是足球社的正式成员,又有人望,又充满魅力
他该不会是从漫画啊或是别的什么里面走出来的人物吧
就算是这样,他也并不是哪一方面都完全充实了
虽然可能是一种讨厌的见解,但这么想的话稍稍感觉有些放心
能给人一种稍微努力看看吧,的想法
227:名無しさん: 2011/07/28(木) 10:33:08.53 ID:eTEPqKVXo
「がんばってみるよ」
「我会努力试试看的噢」
なにに対する「がんばる」なのか、少しだけ考えてしまった。
メデューサを説得することをか、あるいは――。
それは、俺に言ったって仕方のない言葉だ。ひとりごとのつもりだったのかもしれない。
俺にも俺の考えがあるから、がんばってください、とは言えない。先輩もそれは分かっているのだろう。
究竟是哪方面的「努力」呢,稍稍想了一下
是针对美杜莎的说服吗,还是说——
那是就算由我说出口也没有意义的话,说不定他只是想自言自语
我也有我的考虑,所以请你加油,这样的话说不出口。学长应该也是知道的吧
「まぁ、サコさんのことをきちんとしてくれるなら、それでいいです。ぶっちゃけ、今日話したかったのも、そのことだけなんですよ」
昨日のアレみたいに幼馴染に当たられたらたまったもんじゃないからね。言っちゃなんだけど。
先輩は少し困ったような顔をした。
「嘛,处理好茶子学姐那边的话,那就没问题了。实际上今天想说的,也就说那件事了」
昨天的那种话如果对着青梅竹马说出来那可不是闹着玩的,虽然已经说过了
学长做出有些困扰的表情
「ところで、先輩」
俺はすっかり熱を失ったハンバーガーを手に取りながら訊ねる。
「顺带问一下,学长」
我拿起早就已经凉掉的汉堡包问道
「アイツ、俺についてなんて言ってたんですか?」
「秘密」
先輩はもったいぶるように笑ってストローの袋を破った。
「那家伙,关于我的事情有说些什么吗?」
「保密」
学长煞有介事地笑了笑后撕开了吸管的包装
PS:让大家久等了,不好意思。晚上的长篇故事的更新照常
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博主辛苦了
管理员
>_<
越来越有意思了
所以最后还是和学长没羞没躁地在一起么?果然是出人意表的结局啊←_←
美杜莎不会真暴走吧
頷いて続きを待つ。先輩は言葉を選ぶような間をおいてから、話を続けた。
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